
なぜ、海外拠点のIT運用からなのか。
日本の中小企業には、ITに関する課題が山ほどあります。人が足りない。詳しい人がいない。判断する時間も余裕もない。正直、国内だけ見ていても十分すぎるほど問題はあります。
それでもあえて、海外拠点とりわけベトナムの拠点を対象に、IT運用の整理を考えようとしています。海外の方が高度だからでも、先進的だからでもありません。
国内では「回ってしまう」問題
国内の企業では、IT運用に多少の歪みがあっても、「誰かがカバーする」「なんとなく察する」「昔からのやり方で押し切る」といった形で破綻せずに回ってしまうことが多くあります。先日ベトナム出張した際、現地の方に伺いましたが、むしろこの日本流の方が特殊環境なんだそうで。
そして「誰が最終的に決めているのか分からない」「ルールなのか慣習なのか曖昧」「人が変わったら回らなくなる」といった問題が、「問題として扱われないまま」積み上がっていきます。
海外拠点では、曖昧さがそのまま問題になる
海外拠点では事情が変わります。
距離があり、言葉も文化も違い、国内のような暗黙のフォローが効きません。その結果、国内では表に出なかったIT運用上の曖昧さが、短期間でトラブルとして表面化します。
ただ、海外で見える問題がすべて「国内に元々あった課題」だとは限らないという点は気を付けたいところです。海外拠点を持ったことで初めて生じる課題もあれば、単にマネジメントや人の問題であるケースもあります。
私がやろうとしているのは「切り分け」
この取り組みの目的は、海外拠点のIT運用を完璧にすることでも理想的なモデルを押し付けることでもありません。
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これは構造の問題なのか
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これは人やマネジメントの問題なのか
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それとも事業判断の問題なのか
を切り分けられる状態を作ること。
そのために、まずは次の3点を確認します。
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- IT運用の最終的な意思決定者は誰か
- 本社と拠点の役割分担は言語化されているか
- 人が入れ替わっても運用が成立する前提になっているか
これ以上のことは、この段階では扱いません。
なぜベトナムなのか(正直な話)
ベトナムを選んだ理由に、実は説明しきるだけの必然性はありません(汗)
「日系の中小・中堅企業が多い」「拠点形態が多様」「現実的に話を聞ける環境がある」という実務上の便宜性によるものです。
ここで得られた気づきが、他国でも通用するかどうかはやってみなければ分かりません。
まずは、1社でやってみる
ここまで考えた結果、文章を磨き続けるよりも、まず1社で試してみるべきだと考えています。このブログは、その思考の途中経過を残すためのものです。
ただ、国内だけを見ていても見えにくいものが、海外拠点を通すことで少しだけ整理できるのかどうか。
少し確かめてみたいと思っています。